Secret Bay's FIT

体力総論学⑦

2020/08/11

こんにちは!
横浜みなとみらいでパーソナルトレーニングジム・プライベートジムを運営しているSecretBay’sFITの下山です♪

今回は前回続きである⑦体力要素間のバランスについてお話ししていきます!

⑦体力要素のバランス
ある種の体力要素は、スポーツや身体活動のパフォーマンスにおいて相反するかかわり方をすることがあります。
優れたパフォーマンスは、相反する体力要素がバランスよく働いて初めて、発揮されモビリティとスタビリティ(安定性)の要素間のバランス関係と影響する体力要素とを示します。
モビリティは、単なる柔軟性や可動範囲の大きさではなく、できるだけ大きな可動範囲でしかも低速に動く能力であると定義されています。
スタビリティは、運動の慣性や外力に対して身体全体、あるいは一部がぐらつかないように固定させる能力です。
モビリティだけが顕著になると、不安定となった関節を安定させるために大きな筋力が必要とされます。
安定性確保のために筋持久力に対する要求が過度になると、疲労により関節を支えられなくなり、パフォーマンスの低下や障害につながる恐れがあります。
逆に、関節や全身の固定力、安定性が強調され、関節のスティフネス(強靱さ)や1関節の筋力強化だけが顕著になると、柔軟性や可動城は後退し、幅広い可動範囲にわたって素早く力強い運動を行う能力が低下するかもしれません。
このように優れたパフォーマンスは、異なる体力要素のバランスの上に成り立つという側面があることも忘れてはなりません。

⑧認知的側面の重要性と体力要素の表れ方
ここまでは体力から精神的要素は捨象してきたが、アジリティのところで少し触れたように、スポーツや身体活動において、体力要素は常にほかの体力要素と関連しながら、技術や戦術とともに発揮されます。
したがって、体力要素を発揮する際には、精神的要素、つまり認知的過程である意思決定の局面が極めて重要となります。
スピードの能力は、筋力だけでなく、運動スキルを正確に発揮するコーディネーション、筋の疲労状態に関係する筋持久力、サーフェイスなどの外部環境のほか、クイックネスあるいは反応筋力の影響を受けています。
そして、随意的な活動の場合には、活動を開始するまでの反応時間、つまり意思決定から運動開始に至る局面が、クイックネスあるいは反応筋力に影響していることが、示されています。
これらのことから、ある体力要素、特にアジリティ、スピード、筋力、パワーを発揮するトレーニングでは、反応や判断や意思決定といった認知的側面、筋活動特性、さらにはコーディネーションや持久力といった総合的要素と、体力要素とにどのような関係があり、どのようなのような表れ方をするのかについて、追求する必要性があります。

続いては体力の個人特性についてお話ししていきます!

①生得的特性と体力
体力要素には、生得的特性の影響を強く受けるものが少なくありません。
例えば、スピード、筋力、持入力、柔軟性は、生得的特性を大きく受ける体力要素であり、身長や四肢の長さなどの形態、筋線離タイプ、関節の形状や構造、の付着部位や長さなどの影響を、極めて大きく受けています。
また遺伝子レベルで、筋が肥大しやすい遺伝子とか、体脂肪が蓄積しやすい遺伝子などをもっているかどうかも、体力に大きな影響を与えます。
そのほか、誕生から間もない頃の環境や栄養、発育時の運動経験や睡眠時間などによっても、体力に大きな個人差が生じることが知られています。

②個人特性を踏まえた体力トレーニング
体力トレーニングは、個人特性を十分に踏まえて行うことが大切です。
関節の形状や四肢の長さのバランスが異なれば、エクササイズを指導する際の留意点が異なります。
トレーニングに対する身体の反応や適応の度合いに関する生得的特性が異なれば、強調する体力要素を変える必要性があります。
さらに、トレーニング経験や年齢、性差、環境、心理特性などを踏まえて、体力トレーニングの指導を行う必要があります。

次回は一般的体力と専門的体力についてお話ししていきます!

本日もご閲覧ありがとうございました♪
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