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強力な抗酸化作用をもつ!「硫黄化合物」

2020/11/16

こんにちは!
Secret Bay’s FIT(シークレットベイズフィット)横浜みなとみらい店トレーナーの下山です♪

今回は「硫黄化合物」について詳しくお話ししていきます!

硫黄化合物とはどんな栄養素なのか!?

硫黄化合物は食べ物に含まれる強い臭い成分と辛味成分です。
ニンニクの臭いの素であるアリシンと大根などの辛味成分の素であるイソチオシアネートの二つがあります。
二つともミネラルの一種である硫黄が含まれていることから「硫黄化合物」と呼ばれています。
その他にも硫黄化合物は、様々な種類がありますがとくに有名なのがこの二つです。

硫黄化合物を多く含む食品とは!?

硫黄化合物のうち、アリシンはニンニクや玉ねぎ、長ネギ、ニラ、らっきょうなどのネギ属の野菜に多く含まれています。
イソチオシアネートは大根、わさび、ブロッコリーやキャベツ、カリフラワー、白菜などのアブラナ科の食品に多く含まれています。

強力な抗酸化作用と殺菌作用をもつ硫黄化合物!

硫黄化合物は、それぞれが強い抗酸化作用をもっています。
活性酸素を抑え込むことで老化を予防し、動脈硬化などの生活習慣病から体を守ってくれます。
また、殺菌作用を持っていることも特徴の一つです。
強い殺菌力で食中毒を防いでくれることから、ニンニクや大根は薬味として使われるのはこのためです。

病気の予防と疲労回復にも役立つアリシン!

アリシンは、ニンニクなどの臭い成分の素です。
しかし、アリシンはもともと食べものに含まれているわけではないのです。
ニンニクに含まれているアリインという無臭の成分が、ニンニクが刻まれたときに変化して生成されます。
アリシンの殺菌力はとても強くニンニクは、昔風邪薬に使われていたほどなのです。
おまけにアリシンは、ビタミンB群の疲労回復効果をサポートして持続させてくれます。
これが、「スタミナをつけるにはニンニク料理」と言われている所以なのです。

解毒に効果的なイソチオシアネート!

インチオシアネートもアリシンと同じように、大根に含まれているわけではありません。
大根の細胞が壊れたときに生成される成分なのです。
そのため大根は、刻んだ時やすりおろしたときのほうが辛いのです。
イソチオシアネートは、辛味で胃腸を刺激して食欲増進させる役割があります。
それだけではなく、免疫力を上げることで病原菌から私たちを守ってくれます。
また、人間の細胞がもつ解毒作用を強める力があることから癌予防の効果が期待されています。

硫黄化合物の効果的な摂取方法とは!?

ニンニクに多く含まれるアリシンを効果的に摂取するためには、すりおろしたり、刻んだりして食べることがオススメです。
しかし人によっては、生で食べると胃痛や下痢をおこす可能性もあるため、熱を通して食べることが推奨されています。
それに対して、大根に多く含まれるイソチオシアネートは熱にとっても弱いため、生で食べることが効果的です。
イソチオシアネートは細胞が壊れるときにできる成分なので、刻んだりおろしたりと生で頂ける調理法がベストとされています。
また、インチオシアネートをつくる成分は若い大根ほど豊富に含まれています。

硫黄化合物の2つの豆知識!

1,アリシンはビタミンB1などのビタミンB群の疲労回復効果を助けてくれることから、古代エジプトでピラッミッドを作る肉体労働者の間で食べられていました。
2,大根に多く含まれるイソチオシアネートを生成している成分は根の先端に近づくほど量が多く、辛味が増します。

まとめ

今回、硫黄化合物のアリシンとイソチオシアネートには疲労回復、免疫力増強、殺菌・抗酸化作用など様々な働きがあることが分かりました。
これからの冷える季節は風邪をひきやすいため、予防のためにもネギや生姜などの薬味から硫黄化合物を積極的に摂取していきたいですね!

 

本日も閲覧ありがとうございました

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